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元バスの運転手

うちのグループ会社に、自前の観光バスを抱える旅行会社がある。
冬になると観光需要が減り仕事が減るバス会社と、冬になると燃料需要が増え人手が足りないローリー会社。 人間余ってんなら貸してくんね?

というわけで、数年前から冬の間だけバス会社からうちに運転手が1名か2名、期限付きで移籍してくる。 そのバス会社の中でどういう風に イケニエ 出向人員が決定されてるのか知らないが、何年か同じ人が来ることもあるし、久しぶりの人もいるし、新しい人がやってくることもある。

今年の 犠牲者 担当Kさんは大型バス歴1年。ローリー経験は無し。 今日は私がその添乗教育係を仰せつかった。
大型車の運転自体には慣れていらっしゃるので、全くの大型ペーパーな人の横に乗るよりは圧倒的に気がラクである。 教えるのはアブラの積み込みと荷卸しの作業についてだけである。

「じゃあ行きますか」
「はいよろしくお願いします」

走り始めてすぐ思ったが、クラッチの繋ぎ方が慎重でギア変速がとてもスムーズ。 聞けば、サロンカーなんていう、車内にテーブルがあって客が飲み食いしながら移動できるようなバスが存在するために、例えばいつも時速40kmで曲がる交差点も30kmで曲がるとか、とにかく揺らさないように走る習性が身についてしまっているらしい。 エアサスというふわふわサスペンションが衝撃の大部分を吸収してくれるとしても、ガタガタでこぼこな道も多いし、テーブルに置いた飲み物がこぼれてしまっては大変。なかなかに気の張る仕事である。
いままで路線バスや観光バスに乗っててもそんな風に気遣われてるなどとは想像したこともなかった。

かたやタンクローリー。
積み荷は危険物とはいえ、液体で、タンクの中に密閉されているので荷崩れする心配はない。 重心が高く、また旋回中は遠心力でさらに液体が(=重心が)外に寄っていってしまう…というローリー固有の特性があるためにスピード出せないのは変わりないが、路面の段差やシフトショックなどをそこまで気にして走ってはいない。 はっきり言えばクラッチ繋ぐのもテキトー。 乗ってるのが自分1人だという部分もあるかもしれない。

実はこのレンタル移籍制度が発足した当初は人事交流は相互に行われていた。
冬期にバス運転手を借りてローリーに乗ってもらう代わりに、夏期にうちのローリー運転手がバスの運転手として駆り出されるというものである。 しかしいつの間にか、うちから向こうへの異動は行われなくなった。向こうからこっちにやってくるのみ。 いまさらながら、その「クセ」が原因になったんだろーなーということに思い至った。 ようは「ローリー運転手にはバスの運転は務まらない」ということである。 たぶんオレがバスの運転すると、飲み物こぼしまくりの、立ってる人すっころびまくり、曲がりながら急ブレーキ踏んで弁当全部床にぶちまける・・・みたいなことになるだろう。想像しただけで胃が痛い。

まあ、そのうち、(でもこれバスじゃねえんだし、もっとさっさと加速してくれてもええんやで…?)などとイライラする瞬間もあったりなかったりしたがもちろんそんなこと口に出すはずもなく、助手席でオヤツ食べたりコーヒー飲んだり(ときどき居眠り)していた。

2016/4/1追記
後に分かったこと。
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コメント

忘れた頃に突っ込んでみる
こんにちは。
え?ひょっとしてしゅうさんもバスを運転された御経験が?
Re: 忘れた頃に突っ込んでみる
わーすんません
師走らしくいっちょまえに忙しくしてましていろいろ書く暇がなかったです。

書き方紛らわしかったかもしれませんが、おれ自身はバス歴ありません。 二種免許もってないです。 人間様を運ぶのは、危険物より運ぶのよりもっと怖いです。

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